培われてきた技術

1926年11月18日に現在の株式会社豊田自動織機の前身である株式会社豊田自動織機製作所が誕生。
豊田自動織機は、世界各地に拠点を持ち日本のものづくりを牽引するリーディングカンパニーです。

“源流”豊田自動織機からの分離・独立

1926年創業の豊田自動織機、その自動車部門から1937年に分離・独立したのが現在のトヨタ自動車です。
そして“世界のTOYOTA”同様、豊田自動織機の情報システム部門から1991年に分離・独立した会社が、私たち豊田自動織機ITソリューションズ(TIIS)です。

豊田自動織機ITソリューションズの歴史

1990年代

豊田自動織機・情報システム部門の開発チームが分離・独立

トヨタグループの源流と言われる豊田自動織機。同社が繊維機械からスタートし、自動車、産業車両、物流、カーエレクトロニクスとその事業の幅を拡大する過程のなかで、情報システム部門の開発チームが分離・独立して、TIISが誕生。
豊田自動織機における工場内の自働化を推進するFAシステムの構築を担う企業としてスタートを切りました。

トヨタ生産方式を熟知した技術・ノウハウを武器に、他の製造業や物流業各社向けのシステム開発に着手

1996年からは事業基盤を強固にし人材の能力をより高めていくために、開かれたフィールドへの挑戦を開始。
豊田自動織機以外の製造業や物流業各社に対するシステム開発を手がけはじめました。「トヨタ生産方式」の哲学に裏打ちされた私たちの技術・ノウハウが、一般の市場のなかでも大きな価値となるという手ごたえを得ました。

2000年代

受注から販売までトータル管理するシステムの開発や、グローバルネットワークの構築など事業を拡大

2001年、TIISにとって大きな転機となりました。
親会社である豊田自動織機がトヨタ自動車からフォークリフトや搬送設備を扱うL&F事業部門の営業譲渡を受けたことを機会に、販売に関する受発注システムや物流管理システムの開発も手がけることになったためです。受注から設計、仕入れ、生産、物流、販売までの流れをトータルに管理するシステムの構築において、TIISは中心的な役割を果たしました。
さらに、豊田自動織機のグローバル戦略を支える情報ネットワークの構築・運用にも貢献。北米、中南米、欧州、アジア、オセアニアに点在する拠点をつなぐそのノウハウは、業界随一。
また、IT化が進む生産面をサポートするCADやCAEの環境の構築・運用といった技術系システム分野でも貢献しています。

IT戦略立案パートナーとして、豊田自動織機 情報システム部門と強固な関係を築き、グローバル展開の支援を開始

豊田自動織機の情報システム部門は、自社の各事業部からのITニーズの吸い上げや開発実施の判断と調整を行い、TIISは、実際にシステムの企画・開発・運用・保守を行う、といった役割を確立。豊田自動織機情報システム部門との強固な一体構造の体制が誕生しました。
これにより、TIISは、IT戦略の立案(超上流)から開発後の運用・保守までの幅広い領域のシステム会社へと進化しました。

2010年代

自社パッケージ製品の販売、 組込みソフトの開発。2030年へ向けて、その進化は一段と加速

2010年には、ワンストップの物流システムを構築した経験・実績をもとに、ハンディターミナルを活用した自社パッケージ商品を開発、販売開始。
さらに、クラウドサービスと融合し「AAA-APloud」へと進化を果たしました。また、2011年には産業車両、自動車・充電インフラ機器の制御ソフト開発といった、組込み技術の分野にも事業を拡大しました。

日本のものづくりを導く存在を目指し、2030年へ向けて更なる飛躍を続ける

より踏み込んだソリューション提供に挑戦すべく、2019年に社名を「株式会社豊田自動織機ITソリューションズ」へ変更しました。
トヨタグループ源流のDNAを持つIT企業として、世界トップレベルのものづくりを支えてきた自負と培ってきた技術をベースに更なる飛躍を目指していきます。
私たちの想像を遥かに超えるスピードで変化が起こる今の時代、少し先の未来でも今とは全く違う現場がきっとそこにはあります。
2030年をターゲットに、日本の製造業を明るい未来へと導く灯りとなれるよう、私たちは挑戦の火を燃やし続けるべく、より一層の努力を続けていきます。

私たちの事業領域

TIISは豊田自動織機唯一のIT企業として、業務システムの開発だけではなく、サーバやネットワークの構築、製品の組込みソフト開発やCAD・CAE等の設計開発を支援するソフトの提供等、事業領域は多岐に渡ります。
また、豊田自動織機向けのビジネスで「培われてきた技術」を武器にし、豊田自動織機以外のお客様に向けたソリューションも提供しています。

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豊田自動織機のSIer事業

生産現場における設計業務から、製品ごとに最適な生産システムの開発、経理・人事・調達部門といった本社機能の強化まで、豊田自動織機の抱えるすべての課題を引き受け、ITによって解決を図っております。

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ITインフラ構築事業

サーバやネットワーク等のITインフラ領域を手がけております。
親会社である豊田自動織機、トヨタグループとの連携が必要なすべてのシステムの基盤を支えているほか、メールシステムやセキュリティ、有線・無線問わず、通信環境の整備なども私たちのミッションです。

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製品組込み開発事業

豊田自動織機の自動車・フォークリフト・生産設備などに内蔵され、動きを制御するための「組込みソフトウェア」を開発しております。
製品が安全に動くのも組込みソフトウェアが機能している証であり、人命に関わる繊細な領域を担っています。

ソリューション開発事業

豊田自動織機のシステム開発で培ったIT技術を、物流・製造・小売など、あらゆる業界の問題解決に活用しております。
「トヨタ生産方式」の哲学に基づき、これまでに物流会社の在庫管理システムや物流業界向けクラウドサービスなどを実現。ビジネスの様々な課題をシステムで解決していきます。

「トヨタ生産方式」哲学に基づいたソリューション開発

豊田自動織機を支え続けることで体得した「トヨタ生産方式」の哲学に基づき、Just In Timeを実現する生産順序指示ステムや物流向けクラウドサービスなどを実現。
製造業や物流業のお客様を中心に、最適な生産システムの開発、経理・人事・調達部門といった本社機能の強化等、様々な支援を行っております。

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