お役立ちガイド

生産管理システム入れ替えの注意点

私は豊田自動織機ITソリューションズ(TIIS)で業務コンサルタントを担当している中村と申します。生産現場のみなさまのお役に立つ情報を発信しています。

今回は、実際に生産管理システムを入れ替えたり、新しくシステムを導入したりする際に注意すべきポイントをお伝えしたいと思います。

生産管理お役立ちガイド_生産管理システム入れ替えの注意点

導入から年数が経っているので生産管理システムを入れ替えたいが、どのシステムにすればよいかが分からない


お客様が最初に私たちにコンタクトをされるのは、何かしらの理由があるからです。
例えば「現在使用している生産管理システムが現状に即していない」といったような悩みを抱えているケースが多くあります。

少し極端な例ではありますが、「当社では、いまだにWindows XP対応のシステムを使っています」というお客様もいらっしゃいました。さすがにそこまでは行かなくでも、導入からある程度の年数が経過しているため、生産管理システムが“無用の長物”と化している企業様は少なくないというのが私の実感です。

「使い勝手が悪いので、在庫管理には結局Excelを使っている」
「導入時の担当者が退職をしたため、システムのことを分かる人間がいない」
「販社の保証期間も過ぎているので、サポートが受けられない」

上記のコメントは私が実際に耳にした話です。
せっかくの高い投資をムダにしないためにも、システム入れ替え時に注意しておきたいポイントをご紹介させていただきます。

ポイント1:導入済みのシステムの現状分析をする


もちろんシステム自体が古くなってしまって、うまく活用できていないということもシステム入れ替えの大きな理由になると思いますが、果たして「古くなったから変える」というだけでよいのでしょうか?

意外と多いのが、営業マンに勧められるまま、「業務の効率化」という抽象的な目的で導入をしてしまったケースです。具体的な目標がないため、なんとなく使われなくなり、そのまま何年も放置されてしまったという企業もありました。

まず大切なのが、現状のシステムの分析をしっかりとすることです。活用できている機能とできていない機能を洗い出し、なぜそのような状況になっているのか、原因を探りましょう。そうすれば自ずと、業務を行う上で必要な機能が見えてくるはずです。

生産管理お役立ちガイド_生産管理システム入れ替えの注意点_導入済みのシステムの現状分析をする

ポイント2:目的を明確にする


現状分析を行い、必要な機能の振り分けを行ったら、続いては目的を明確にしてください。

せっかく導入をしたのに使えないというリスクを避けるためには、「余剰在庫を維持・管理する経費を減らすため」や「人員の配置を効率的に行うため」といった具体的な目的をしっかり決めることが大切です。目的がはっきりすれば、自社に合うシステムがどんなものなのかが見えてくるのではないでしょうか。

また、具体的な数値目標を掲げることができれば、導入後の効果測定もきちんと行うことができます。入れてしまってそれで満足ということではなく、きちんと事後検証できる仕組みをつくることも大切です。

ポイント3:優先順位をつける


生産管理システムはさまざまな機能を持った便利なツールです。
ざっと思い付くだけで、在庫管理、工程管理、工期短縮、人件費削減などの効果が期待できます。

人間欲張りなので、あれもこれもとつい効果を期待しがちですが、一度に多くの結果を求めるのはあまり得策ではありません。なぜなら、費用と期限は無限にあるわけではないからです。「二兎追う者は一兎も得ず」ということわざもあるように、すべてが中途半端に終わるのではなく、優先順位をつけ、まず喫緊の課題からクリアしていきましょう。

自社に必要なことは何かを考え、数あるシステムの中から最適なものは何かをきちんと検討することが大切です。新たに生産システムの導入を考えている企業の担当者様はぜひ、上記のポイントを参考にしてみてください。

豊田自動織機ITソリューションズでは、生産管理システムの入れ替えや新規導入をお考えの方を対象に無料相談を実施しています。「生産計画が正常に機能していない」「計画変更時の情報伝達に苦労している」など、お悩みをお持ちの方は、是非、お申し込みください!

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