製造工程の見える化を実現するPROSEQの効果的な活用例を紹介します。
指示単位毎に作業開始~終了の計画時間と実績時間の差を集計・表示することが可能です。作業が遅すぎたり早すぎたりすると何らかの問題があると分かりますので、振り返りの検討材料にすることができます。また、これらの作業実績時間や計画との差は工程単位で取得していますので、どこの工程に問題があるのか明確にすることができます。日単位の作業計画の場合、検討範囲が広いため改善ポイントの特定が難しかったですが、そのような課題を解決することが可能です。
あんどん表示の機能が標準搭載されており、生産計画数と実績数の差を1時間単位でリアルタイムに表示することができます。作業進捗状況を工場内の大型モニターで表示することで、計画通りに進んでいるかどうか、管理者や現場リーダーだけでなく全ての作業員が把握することが可能です。またPROSEQの実績データはCSV出力することも可能ですので、外部のBIツールと連携することでよりグラフィカルにモニター表示させ、その場で分析・改善を行うことができます。
PROSEQのオプション機能になりますが、PLCやセンサーなどのIoT機器から対象の電子帳票へ情報を直接取得することができますので、実績収集を更に効率化することが可能です。IoT機器からの情報だけでは不足している場合、同じ帳票に作業者が手入力で情報を追加することもできます。例えば生産実績はPLCから取得し、不良品の情報をPLCから取得した情報と合わせて作業者が入力する、などの使い方が挙げられます。